4区から5区へと襷が渡りました。
多くの人にこのホームページを知ってもらうことで、当時では予測もできなかったスピードでここまで走ってくることができました。
今年はチームをどうしていくかという点で、多くのことを考えさせられた1年でした。
経験することでしか得られないことがある。
この4年間は、多くの悔しい想いの積み重ねだったと思います。
しかし、スポーツは実験の積み重ねです。
Performance by the aggregation of marginal gains
自転車弱小国だったイギリスに金メダルをもたらしたある科学者の言葉です。
タイヤの工夫、シューズの工夫、スタート前にアルコールをタイヤにスプレーしてグリップ力をわずかに増す、栄養など、本当に小さなことの積み重ねを大切にしていくこと。
そうした小さな工夫を発見できる目を持ったスタッフを集めたイギリスの勝利でした。
フィンランドが科学の力で生み出したインターバルトレーニングで陸上界を支配したころと違い、科学の力で圧倒的な差を生み出すことは難しいところにまで来ています。
僕たちは他のチームが気づいていないmarginal gainsにこだわって、いつの日かてっぺんに届くように走り続けます。
顧問である自分自身が成長し続ける限り、その可能性は無限大。
29歳で出したフルマラソンのベストを35歳の自分が42秒更新したことは、この6年間の知識の積み重ねが正しかったことを証明してくれました。
Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.
今の自分はきっと、10年後の自分には何一つ勝つことはできない、
そう言い切れる毎日を走り続けたいと思います。
2014年11月23日
法政大学高校陸上部顧問
木村 越 |
皆様のおかげで、4区に襷がつながりました。
このHPを始めた時には、想像もつかないスピードで閲覧数が増えています。それだけ多くの人との出会いがありました。3区から4区に繋がった日は、部活の基礎が出来上がってきた頃に入学してきた現3年生の部員が一人引退を決めた日でした。
多くの出会いと別れを経験し、法政大学高校陸上部もまた一つ大きな一歩を踏み出しました。これまでにないほど多くの1年生が入部してくれた今年、チームの絆が生み出す力は過去最高です。3区ではできなかったことが4区できっと成し遂げられるはず。
諦めさえしなければ、必ず前には進むのだから。
2014年7月13日
法政大学高校陸上部顧問 木村 越
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皆様のおかげで3区に襷が渡りました。
2011年に始めてから、最初は1日のカウンターも10進むかどうかというところでしたが、現在では平均で50カウンターくらい、レース前後などは100カウンターを超えるようになりました。全て皆様のおかげです。僕たち法政大学高校陸上部は、スポーツ推薦で選手をとることもないですし、中学に陸上部がないため、本当に高校からのスタートです。
高校の3年間でどこまで勝負できるか、顧問と生徒が想いを一つにできなければ次に進むことはできません。輝かしい栄光があるわけでもなく、誇れる練習施設があるわけでもありません。それでも、法政高校陸上部員は高い意識を持って、他の強豪校にも負けない充実した練習をしていること、男子・女子・短距離・中長が何の壁もなく一体となって活動していること、そこに顧問がゼロ距離で部員と一緒になって部活を作っているということを一人でも多くの人に知ってもらいたい、一人でも多くの人に法政大学高校陸上部に来てもらいたい、という一心でHPを作成しています。
僕と部員達との心の触れ合いをHPを通じて、隠さず全てをありのままにさらけだすことで、きっと誰かの心に響き、新たな出会いを生み出すということを信じています。
1区から2区への襷が渡ったのが今の2年生が1年生として入ってきた頃だったと思います。そして、僕が顧問になった年に1年生として入ってきた今の3年生が引退するタイミングで2区から3区への襷が渡ったこと、これも決して偶然ではないと思います。
これから始まる3区で何が待ち受けているのか、そして3区から4区へと襷が渡るときに法政大学高校陸上部がどのような進化を遂げているのか、これほど楽しみなことはありません。
2013年11月27日
法政大学高校陸上部顧問 木村 越 |